種子も葉も甘い香り消化促進と口臭予防の効能があるフェンネル

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フェンネルはスパイスとしては主に種子を使用しますが、数多くの品種がある中、多年草のスイートフェンネルが使われています。茎や葉、根も利用でき、個性的な甘い香りが特徴です。

フェンネルの効能

特に葉の部分は同じ近緑植物のディルと同様に魚のハーブと呼ばれるほど魚の臭みや余分な脂を取り除く働きがあるので、生魚を使った料理など幅広く魚料理に使われ、オリーブ油やビネガーの香りづけにも利用されます。ディルよりも甘い香りを生かして、種子はアップルパイなどの焼き菓子やハーブティーなどでも活用されているスパイスです。アニスに似た快い甘味と若干の苦み、そして幾分、樟脳用の香りが特徴になります。

この香味は品種や産地によって芳香成分のアネトールとフェンコンの含有量が変わり、評価も変わってくるのです。アネトールの含有量が多いほど甘さが強く、フェンコンの含有量が多いほど苦みが強くなる傾向にあります。葉や茎はセロリに似た風味を持っていて、中国ではカレー粉や五香粉としても利用されているのです。精油については果実を水蒸気蒸留して得ることになりますが、収量は1から6パーセント程度で、精油の主成分はアネトールが精油の50から60パーセント、フェンコンが10から20パーセントとなっています。

また、フェンネルは昔から視力回復の効能があるとされ、フェンネルをよく利用する国の人は眼鏡をかけている人が少ないといわれているのです。葉や種子共に消化促進の効能もあり、インドでは砂糖にまぶしたフェンネルを食後に食べる習慣があります。そして、種子を口に含んで噛めば口臭予防にも役立つのです。西洋の民間薬としては乳汁分泌を促進し、花軸は月経を促進する効能が認められていて、利尿効果もあるので、腎臓や膀胱疾患の時にも用いられます。和漢薬としては、急性腸カタルや脚気、嘔吐などに効果があり、精油には健胃などの作用があるのです。漢方では還元小柴胡湯や安中散などに処方されています。

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