ミントは手軽に万能な効能を得られるハーブ

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ミントとは、アフリカ原産のシソ科のハーブのことを差します。語源には諸説ありますが、ギリシア神話では、冥界の王ハーデスがミンテと言う美しい妖精に心を奪われ、その事を知ったハーデスの妻ペルセポネーが嫉妬の余りミンテの姿を植物に変えてしまいミントが生まれたと言われています。

ミントの効能

日本では薄荷とも呼ばれ、すっきりとしたつんと爽やかな香りはお菓子やガム、化粧品、洗剤や歯磨き粉など様々な商品の香り付けに利用されており、誰でも一度は嗅いだことがあるほど親しまれているハーブです。

ミントはアロマオイルやハーブティーとして利用されることが多く、その香りには眠気覚ましや意識をクリアにさせてくれる効能があります。勉強や仕事の集中力を高めたい時や、長時間のドライブの疲れを癒したい時などに特に相応しいハーブです。気分のリフレッシュだけでなく、鼻づまりや鼻かぜなどの呼吸器のトラブルを和らげる効能もあります。アロマオイルとして利用する場合、ラベンダーのオイルとブレンドすると相性がよく、相乗効果が見込めます。アロマオイルは入浴剤としても利用出来るので、オイルを数滴お風呂に混ぜて入浴すると温浴効果を高めるだけでなく、筋肉痛やリウマチの改善にも効果的です。

また、ミントには優れた抗菌・消臭作用があり、ネズミやゴキブリのような害虫・害獣はこの香りを嫌うので台所周りの掃除など、ハウスキーピングに利用すると害虫避けの効能も期待できます。

ミントは、自宅での栽培も容易に出来るハーブとして有名です。日当たりの良い場所を好むので、植え付けは3月から6月が最も適していますが生育期ならいつでも行うことができ、7月から8月にかけて葉の上に白い花を咲かせます。花自体も可憐なので、切花としても十分に楽しめます。繁殖力が高く耐寒性も強いので初心者でも育てることが可能です。こうして栽培した葉を収穫し乾燥させると、簡単にハーブティーを楽しむことが出来ます。

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