スパイス&ハーブ検定 1級と2級の違いは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

山崎香辛料振興財団が実施するスパイス&ハーブ検定は、難易度別に3つの検定級に分けられています。
3級が初心者向けとなっており、比較的取得も容易ですが、もっと深い知識を身につけたいとなれば、2級、1級へのステップアップが望まれます。
当然、級が高くなれば難易度も高まります。

スパイス&ハーブ検定 1級と2級の違いは?

1aa7d7a50bbb06f713c9aee9d00252f4_s

2級は3級より深い知識が求められ、料理や生活の中での使いこなすレベルが範囲となります。
出題範囲は3級全範囲に加えて、ハーブティーのいれ方や定番ハーブ、栽培方法、健康目的として活用する際の伝統ハーブ医学、効能、スパイス&ハーブを使った減塩効果など、特にハーブの知識や健康効果にスポットが当てられています。

1級では高度な知識と周囲にスパイスアドバイスができるレベルが求められます。
2級全般範囲に加えて、より深くスパイス&ハーブを楽しめるような手作りドレッシングやオイル、ビネガー、ハーブペーストといった手作り調味料、単品知識もマニアックな種類まで及びます。
家庭で楽しむのはもちろん、飲食業としてスパイス&ハーブを役立てるにも、1級までくれば大いに活用できます。

検定級が高くなるにつれて出題範囲は広がって難易度が増すのは当然ですが、順を追ってチャレンジしていけば、知識は身に付けやすいでしょう。
ですが、3級から2級へのステップアップに比べて、2級から1級のステップアップは難易度の差が大きく開いており、その理由は2級と1級の出題方式の違いにあります。

3級と2級は、3級が50問の試験時間50分、2級が60問の試験時間60分と、問題数と試験時間こそやや違っているものの、マークシート択一形式という簡単な出題方法は共通しています。
複数の中から正しい一つの答えを選択する方式ですから、本音的にはなんとなく理解していれば答えを選択することもできます。
一方の1級の試験概要はというと、60問のマークシート形式ですが、択一だけでなく、正確な理解が求められる複数選択完全一致問題も含まれています。

さらに、単語記述式問題も含まれ、試験時間も90分と2級の1.5倍です。
このような試験概要の違いから、3級から2級、2級から1級と、等間隔に難易度が上がっているのではなく、2級から1級にかけて大きく難易度の差が開いてしまっています。

1級合格を目指す方が2級を受ける場合は、試しに2級と1級の併願受験を受けて難易度の違いを探ってみるのも良いでしょう。
ただし、2級は受験資格に制限がありませんが、1級は2級合格者のみ受験可能という違いもあります。
よって、併願受験は可能ですが、2級が合格しない限り、1級は採点されず、2級に落ちたものの1級に合格ということはありません。

スパイス・ハーブのことを詳しく知るなら、資格取得がおすすめです

スパイス&ハーブコンサルタント資格
  • このエントリーをはてなブックマークに追加