クローブの持っている驚きの効能を知っておこう

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クローブはモルッカ諸島原産の植物で、中国では紀元前から感染症の予防薬や媚薬として使用されていたり、ヨーロッパでは金と同等の価値があるとされていました。スパイシーな香りとほんのりと甘味があるのが特徴的で、葉や蕾を香水の原料やスパイスとして使用しており、様々な効能があります。

クローブの効能

クローブは、強い鎮痛作用や抗菌作用があり、歯痛や歯肉炎を緩和する効果があり、現在の歯科治療にも歯痛や局所麻酔などに使用されます。また、胃腸を温める効能があるので、冷えが原因の胃腸トラブルや食中毒や下痢、消化不良などの症状、胃腸の不調が原因の口臭改善、腸内の寄生虫の除去にも効果があり、胃腸薬などの医薬品の原料としても使用されています。冷えから起こる関節炎やリウマチの改善にも役立ちます。

防腐作用があることから今日でもスパイスとして使用されていますが、16世紀から17世紀にペストが流行した時には予防薬としても利用されていたほどで、免疫系や胸腺、甲状腺機能を刺激するといった効果もあります。

クローブには、オイゲノールという成分が含まれており、このオイゲノールは抗酸化作用が高く、体の老化を抑えて動脈硬化や高血圧などの生活習慣病を改善します。

さらに、クローブは気分が落ちている時に気持ちを高めて明るくする、高まり過ぎた興奮を鎮めるといったメンタルへの作用もあります。行動力と力を与えてくれたり、心を安定させて活動的にする、記憶力を高めるなどの効能があります。

クローブは、精油の中でも抗真菌作用や抗菌作用が特に強いと言われており、水虫やニキビなどの細菌やウィルスによる疾患の改善や創傷の治療にも使用されます。ただ、非常に効果が強いので、皮膚に使用する場合は十分に薄めてから使用しないと皮膚トラブルの原因になる可能性もあります。また、体臭や加齢臭などの嫌な臭いを消臭する効果もあります。他にも、独特のスパイシーな香りは虫が嫌う香りであるため、虫除け効果も得られます。

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