ガラムマサラのおもな使い方や効能について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ガラムマサラはインド料理には欠かすことのできない重要な複合香辛料の一つです。シナモン、ナツメグ、クローブといった基本の3種類に様々な種類の香辛料を加えて作られており、“暑い“を意味するガラムと混ぜたものを意味するマサラが語源とされています。一般的にガラムマサラは辛いものとイメージされていますが、実際には辛さをつけることよりも香りづけを主な目的として使用されます。

ガラムマサラの効能・使い方

s6
出典: ja.wikipedia.org

基本的に香りづけに使用されるのですが、実際には香りが飛びやすいので完成間際に少量加えるといった使い方がされています。なお自家製のものは、数ヶ月は香りがもちますが市販のものは香りが飛びやすいので長期間保存せずになるべく早いうちに使うようにしてください。

相性の良い食材としては鶏や豆などがありますが、卵や米とも相性は良く比較的どんな食材にも使用できる万能に近い香辛料であると言えます。

次にガラムマサラの効能についてですが、これは各家庭ごとに様々な香辛料を合わせて作られているので一言で効能を説明することはできません。ただ基本となるシナモンには鎮静作用がありますし、ナツメグには血行促進や不眠の改善効果があり、クローブには消化を促進させる効果があります。特筆すべき副作用はありませんが、刺激のあるものなので妊娠中や授乳期間の方は摂取するのを避けたほうが無難です。

最後に、多くの方のイメージとしてカレーパウダーですが、カレー粉とガラムマサラを混同している方は多くいます。確かに両者とも様々な香辛料を混ぜ合わせて作られているものですが、使用目的が違います。カレーパウダーはカレーに風味を出すために使用されるもので、ガラムマサラはカレーだけに使用されるのではなく、ほかの料理にも使用されます。

なお最近ではカレーパウダーをカレー以外の料理に使うケースも増えており、一概に言い切れませんが、基本的には使用目的と材料となる香辛料の種類が違うものと考えて問題ありません。

スパイス・ハーブのことを詳しく知るなら、資格取得がおすすめです

スパイス&ハーブコンサルタント資格
  • このエントリーをはてなブックマークに追加